2008年4月28日月曜日

Entertainment news

 芸能人が街を歩き、「あれ、あんなところに美味しそうなものが!」と言って何かを食べたり、「何やってるのですか?」などと言って様々なものを体験させてもらう「ぶらりタイプ」の番組が流行っていると報告した。この手の番組は一見手抜きでお手軽に見えるが、スタッフの苦労は並大抵のものではない。

 番組を作るにあたっては構成作家やリサーチャーの存在が不可欠だが、彼らは「他の番組が取り上げたことのないモノ・場所・食べ物」をなんとしても見つけることが使命。

 そのため、街を歩き、人に話を聞き、綿密なリサーチを行う。街の人からは時にうさんくさがられ、「あっちで聞け!」「しらねーよ!」などと罵倒されることもある。客ではないと分かった瞬間にあからさまにイヤな顔をされ「忙しいんだよ!」などと言われることもしばしばだ。

 そんな経緯で集めたネタを企画会議で発表するのだが、「それのどこが新しいの?」や「その切り口で面白いの?」などとやはり他のスタッフは手厳しく、リサーチのし直しを命ぜられることもある。

 ようやくスタッフ内で企画が通ったら今度は取材交渉をするが、これがまたタイヘンなのだ。何度も取材を受けている店や施設ならまだしも、何しろ「前に取材を受けたことがない店」が重宝される世界なだけに、取材依頼に慣れてない場合の方が多い。

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