2008年5月16日金曜日

Entertainment news

 25年間「ビッグコミックスピリッツ」で長期連載をしていた『美味しんぼ』で、主人公の山岡士郎と、確執関係にあった父親の海原雄山が和解した。現在発売中のビッグコミックスピリッツに掲載された第589話その11『究極と至高の行方』にその模様は描かれている。

 原作者の雁屋哲氏は自身のブログで、「一区切り」つけようと思ったという。「身体が続かなくなってきた」という事情と、「惰性で作品を書き続けるのは恥ずべき事」という信念がその理由のようだ。「立つ鳥跡を濁さず」という言葉が好きだと述べているが、同時に「大きな忘れ物をしたよう」とも言う。

 しかし、「漫画は息長く読み継がれる」から「『日本全県味巡り』で各県の郷土料理、郷土の文化を『美味しんぼ』に記録しておくことには意味がある」「食の安全」のように書きたいテーマでは単行本も出していくため、完全に『美味しんぼ』が終わるわけではないとも述べている。

 これに対しネットでは、「止めるに止められない、てのも苦しいハナシ」との同情の声、「完成されてるのはせいぜい5巻まで」などの厳しい意見のほか、「雄山がファストフード業界で暴れまわる話にしてくれ」「海原と山岡夫妻が同居して、ほのぼの家庭コメディ(ちょっと社会派)にすればいい」など新しいストーリーを提案するコメントもある。

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